グーグル(Google)が毎年更新している「Year in Search: 検索で振り返る」ページをご存知でしょうか。「その年、何が検索されたのか」急上昇ワードを調べることができるページで、人が何に興味を持った一年だったか、大変分かりやすくまとめられている特集ページです。この記事では、その2017年の「Year in Search: 検索で振り返る」を少しだけ紹介します。
日本では、日本漢字能力検定協会が毎年発表している「今年の漢字」がありますが、グーグルはブラウザで検索されたワードを計測できデータを抽出できるので、かなりダイレクトに“今年何が注目されたか”が分かります。
今年の急上昇ワード
今年の急上昇ワードの上位5位は、下のような単語が出てきました。
1,小林麻央
2,北朝鮮
3,ドラクエ11
4,台風
5,wbc
2017年の今年の漢字も「北」。北朝鮮はかなり注目されていた1年でした。
ちなみに、2016年の急上昇ワードは、
1,ポケモン go
2,オリンピック
3,smap
4,トランプ
5,熊本地震
でした。
「○○とは」で検索されたワード
検索といえば、「○○とは」でググる人も多いはず。このランキングも出ていて、1位には「忖度とは」が登場しています。
1,忖度とは
2,プレミアムフライデーとは
3,リベラルとは
4,共謀罪とは
5,valuとは
働き方改革で、プレミアムフライデーが登場したのも2017年でしたね。5位の「valu(バリュー)」は、個人の価値を、まるで株式のように取引するサービスとして登場し話題になりました。このような新しい形のネットサービスは他にも生まれていて、目の前の物を写真に撮って、送るだけでお金に変わるアプリ「CASH(キャッシュ)」、また、シェアリングエコノミー系のサービスが生活に浸透し「Airbnb」「メルカリ」を使用する友人も増えてきています。
ちなみに、東京の学生は「メルカリ」と「CASH」の2つは使って服を買ったり、そのお金を作ったりしています。そして飲み会の場所を借りるために「Airbnb」で部屋を借りて遊ぶのだそう。私の同僚は「Uber EATS」でランチを頼み、PC目の前にタイ料理を食べていました。正直、1年前では、まったく考えられなかった新しい生活が、普通になろうとしています。
検索された映画は?
映画のランキングは、ディズニー映画『美女と野獣』が1位。
1,美女と野獣
2,昼顔
3,パイレーツ オブ カリビアン
4,ララランド
5,打ち上げ花火 下から見るか 横から見るか
ちなみに、2016年は、
1,君の名は
2,シンゴジラ
3,ズートピア
4,僕だけがいない街
5,デッドプール
となっています。
他にも、話題になった人や「比較」されたトピック、Japan(世界が検索した Japan)など、参考になるトピックがあるので、ページに訪れてみてはいかがでしょうか。
Year in Search: 検索で振り返る URL
■2017年の検索で振り返るページ
URL:https://trends.google.com/trends/yis/2017/JP/
■2016年の検索で振り返るページ
URL:https://trends.google.com/trends/yis/2016/JP/