チームラボ「福岡城 チームラボ 城跡の光の祭」を舞鶴公園の福岡城跡で開催。期間は、2017年12月1日(金)~2018年1月28日(日)まで。

福岡城は、1601年から7年の歳月をかけて築かれた、城の規模としては九州一の巨城。ここで開催される「福岡城 チームラボ 城跡の光の祭」は、これまでチームラボの様々なデジタルアートと自然が一体となって織りなす、インタラクティブな光の空間だ。一歩、足を踏み入れれば、生命や自然、そしてアートが融合した不思議な空間を感じられるはずだ。

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チームラボの作品は、大人も子供も楽しめるデジタルアート

Animals of Flowers, Symbiotic Lives in the Stone Wall - Fukuoka Castle Ruins
teamLab, 2017, Digital Interactive Installation, Sound: Hideaki Takahashi

アートと聞くと、高尚なものだと思われがち。だが、チームラボのアートは、大人から子供まで、誰もが楽しむことができるのが最大の特徴だろう。

 

その理由は、高い技術力で作り出される“インタラクティブ作品”にある。通常の「見るアート」ではなく、人間の動きにあわせて変化する「デジタルアート」が展示されているので、アートそのものを体感できるのが魅力。色とりどりの光とともに自らも動き回る体験は、展示型の美術館では得られないものだろう。

展示作品について

大天守台跡の石垣に住まう花と共に生きる動物達

全長60m、高さ約8.5mの大天守台跡の石垣に住まう動物の体には、花々が生えている。花々は動物の体で生まれ、咲き、散って消えていく。そして、人々が動物に触れると、花々は散っていく。花々が全部散ると、動物は消えていく。

 

ちなみに、DMM.comの新オフィスをデザインしたのもチームラボ。入口には「動物が住まうオフィス」といって、今回の展示のように、光り輝く動物たちが動き回っている。

呼応する、たちつづけるものたちと木々

城跡に置かれた立ち続ける物体と、城跡の木々が光り輝く。立ち続ける物体と木々の光は、それぞれ自立しており、ゆっくりと呼吸しているかのように強く輝いたり消えたりしている。立ち続ける物体は人に押され倒れかけると、また、木々は人々が近づくと、それぞれ光の色を変化させ、色特有の音色を響かせる。

Resisting and Resonating Ovoids and Trees
teamLab, 2017, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi

 

それだけでなく、その光は、放射状に近隣の立ち続ける物体や木々に伝播していく。伝播した光は、同じように音色を響かせながら連続して広がっていく。

石垣の空書 - 石城大天守台跡

1607年に築かれた福岡城、別名を石城。その大天守台跡の石垣に空書が永遠に映し出される。空書とは、空間に書く書。書の墨跡が持つ、深さや速さ、力の強さのようなものを、新たな解釈で空間に立体的に再構築している。

 

あと少しでクリスマス、また年末年始のお正月と、家族が集まる時期が多いと思うので、ぜひお出かけ先の一つとして、考えてみてほしい。

展覧会概要

福岡城 チームラボ 城跡の光の祭
会期:2017年12月1日(金)~2018年1月28日(日)
時間:18:00~22:00(入場は21:30まで) ※会期中無休
会場:舞鶴公園 福岡城跡(福岡市中央区城内)
交通アクセス:

福岡市営地下鉄赤坂駅・大濠公園駅より徒歩8分
入場料:

・大人1,000円(前売800円)

・中高生600円(前売500円)

・子ども300円(前売200円)※3歳以下無料

その他:イベント会場内は禁煙。Ploom TECHのみ所定のエリアで使用可。
主催:福岡城 チームラボ 城跡の光の祭2017-2018 実行委員会
後援:福岡市、ラブエフエム国際放送、Fukuoka Now
協賛:Ploom TECH、木こころみぞえ住宅、THE LUIGANS SPA & RESORT
企画協力:株式会社Innovation Design

問い合わせ先

同実行委員会事務局(西日本新聞イベントサービス内)
電話番号:092-711-5513  ※平日9:30~17:30

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