展覧会「自転車の世紀」が、千葉県佐倉市立美術館で開催。期間は、2017年10月28日(土)から12月17日(日)まで。

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身近な乗り物「自転車」に注目

オーディナリー型自転車/1884年(自転車博物館サイクルセンター所蔵)

富裕層が楽しむレジャー用の高級品として登場した自転車は、やがて工場での大量生産化とともに大衆の手が届く日用品となり、今日では私たちに最も身近な乗り物となった。

 

また、最近では、エコロジーの観点から、環境にやさしい移動手段として自転車に関心が集まっていたり、ファッションの面から、機能的でお洒落な自転車アクセサリーが充実したり、自転車への注目が高くなっている。

 

自転車は、時代や人間とともに疾走し続けてきた。21世紀の自転車がどのような可能性を秘めているか、この展示を通じて考えるきっかけになるだろう。

「自転車の世紀」のみどころ

ケルビム《ハミングバード》2012年発表(CHERBIM/(有)今野製作所蔵)

会場には、100年以上前のレトロな自転車から、自転車を描いたポスター、最新のサイクルファッション、未来型自転車アクセサリーまで、美術館に大集合する。

 

展覧会では、自転車が誕生して以来の歴史から芸術、さらには未来の姿などを紹介し、人々の生活や社会と自転車との密接な関わりを紐解いていく。

 

自転車用エアバッグ《HOVDING2.0》2017年(ライトウェイプロダクツジャパン蔵)

「佐倉と自転車」の関係について

『弱虫ペダル』カラーイラスト複製原画©渡辺航(週刊少年チャンピオン)

佐倉市の北部には印旛沼が広がっている。この印旛沼に沿って、サイクリングロードが整備されており、休日にはたくさんの自転車乗りが風を切ってペダルをこいでいく。

 

江戸時代に蘭学が盛んだったことを背景に、佐倉市はオランダとの国際交流を深めてきた。そのオランダは、世界でも有数の自転車大国。印旛沼湖畔の「ふるさと広場」には、オランダ風車が設置されており、季節ごとに咲く広場の花や印旛沼の姿と美しく調和している。

 

また、最近では、自転車競技を描いた漫画『弱虫ペダル』のアニメ版の舞台としても有名に。佐倉はアニメファンの‘聖地’にもなっている。

開催概要

展覧会「自転車の世紀」
会期:2017年10月28日(土)~12月17日(日)
10:00~18:00(入館は17:30まで)
※毎週月曜休館
会場:佐倉市立美術館 2・3階展示室

 

■観覧料
一般:800(640)円
大学生・高校生:600(480)円
中学生・小学生:400(320)円
未就学児無料
※( )内は、前売り及び20名以上の団体料金
※市内中学生・小学生には、会期中何度でも利用できる無料パスポート(同伴者1名1回のみの無料券付)を配布

公式サイト

URL:http://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/

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