「ブルガリ セルペンティフォーム アート ジュエリー デザイン」

ブルガリ(BVLGARI)による蛇をテーマにした展覧会「セルペンティフォーム」が、六本木ヒルズ展望台 東京シティビューにて2017年11月25日(土)から12月25日(月)まで開催される。

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展覧会「セルペンティフォーム」とは

「セルペンティフォーム」は、2016年ローマから始まった巡回展であり、ブルガリで最も成功したモチーフのひとつである「セルペンティ」(イタリア語で蛇の意)に賛辞を贈るものとなっている。

 

展覧会名にあるように、ブルガリの“アイコン”としての地位を確立した蛇のモチーフ。誘惑、再生、変容を象徴するシンボルとしての蛇は、何世紀にもわたり人類の物語と絡み合いながら世界中で神話や伝説を生み出してきた。本展覧会では、ブルガリの創造性の中でこのモチーフがいかに豊かな進化を遂げてきたかを伝える。また、いかに蛇が現代の中心的な役割を担う多くのアーティストたちをインスパイアしてきたかを物語る展示になった。

 

会場では、トゥボガス技法による初期の様式的な作品からゴールドのうろこやマルチカラーのエナメルを施したより写実的な作品まで幅広く揃えている。また、ホワイトゴールドにレッドのコーラルビーズ、エメラルド、オニキス、ダイヤモンドをあしらった華麗なネックレスなど、東京での展示に向けて特別にデザインされたジュエリークリエーションもディスプレイ。

現在アーティストの蛇をモチーフにした作品も

ブルガリ 六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー「ブルガリ セルペンティフォーム アート ジュエリー デザイン」展示風景

展示ルートは、天井や壁を巧みに使って展示された美しく独創的な写真の展示から始まる。ここでは、有名な現代のファッション写真家たちの写真とともに、ヘルムート・ニュートンやロバート・メイプルソープといった写真家によるオリジナルプリントや、日本の現代写真界のスターである写真家 操上和美による蛇をテーマにした写真が、その他著名なファッションフォトグラファーたちのさまざまな作品とともに並ぶ。

 

コンテンポラリーアートのセクションへ進んでいくと、ニキ・ド・サンファルやキース・へリングによる遊び心のある作品に加え、彫刻や日本画の既存の概念に逆らうような強烈なアプローチを仕掛ける小谷元彦や天明屋尚など日本を代表するアーティストの大胆な作品などで構成された世界が、東西間の刺激的な対話を繰り広げる。

 

インドネシアのヘリ・ドノによる社会批判や切り絵アーティストのウー・ジエンアンが古い中国の伝説を蘇らせた「白蛇」のうちの1点は、蛇が世界中で無限の意味を持つことに対して異なる視点をもたらしてくれるだろう。アレクサンダー・カルダーやジョアン・ミロの図案化されたラインはエネルギーや命のポジティブなシンボルとしての蛇を表現し、河井美咲のエキセントリックなスタイルはビデオゲームのイメージを通して蛇を再考している。

ブルガリとジョジョの作者・荒木飛呂彦による作品も

2017年秋 「ブルガリ 荒木飛呂彦 日本限定 バッグ カプセル コレクション」のデザインで話題となったアーティストであり、「ジョジョの奇妙な冒険」の作者でもある、荒木飛呂彦による作品も展示。これは、このカプセルコレクションでのコラボレーションを通して、本展覧会のために特別に描かれた唯一無二の作品だ。

展覧会概要

「ブルガリ セルペンティフォーム アート ジュエリー デザイン」
会期:2017年11月25日(土)から12月25日(月)
10:00~23:00(最終入館22:30
金・土・休前日は25:00(最終入館24:00)まで
会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー 52階屋内展望台

展望台入館料
・一般 1,800円
・高校・大学生 1,200円
・4歳~中学生 600円
・シニア(65歳以上) 1,500円

問い合わせ先

六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー:
TEL: 03-6406-6652(10:00~20:00)

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